「立皇嗣の礼」は前代未聞の儀式! 愛子さま「御即位」までの道筋とは

立皇嗣の礼とは

現在、COVID-19の影響で延期となっている秋篠宮殿下の「立皇嗣の礼」。テレビや新聞各社はこの儀式をあたかも“正式な儀式”であるかのように報じているが、実はこれ、皇室至上一度たりとも行われたことのない前代未聞の儀式だ。どういうわけなのか?

「そもそも、皇嗣とはあくまで皇太子不在時の“暫定的な地位”です。例にあげますと、昭和天皇には4人続けて女子が誕生し、この間は一時的に弟宮が皇嗣というお立場につきました。しかし後に、上皇陛下がお生まれになったので、その時点で皇太子は上皇陛下となり、弟宮は皇嗣(暫定皇位継承1位)では無くなったのです。戦前は側室制度により男系継承を維持していたため、立皇嗣の礼という儀式が行われたことはありませんでした。明治天皇、大正天皇も側室の子でした(皇室ジャーナリスト)

その後、昭和天皇、上皇陛下、今上陛下と続き、安定的な皇位継承策の検討は先延ばしにされてきた。だが今、今上陛下の直系長子である愛子さまの御即位を願う声が広まり、早急な皇室典範の改正を求める声が国民の中に起きている。

「各メディアの世論調査でも、実に8割の国民が女性天皇誕生を歓迎しています。一方政府は頑なにこの国民の声を退け、『立皇嗣の礼』という儀式を新たに作り出し、これを挙行した後に皇位継承策の検討に乗り出そうとしています。この男系護持VS女性の皇位継承とで、世論を二分しかねない論争になることが懸念されるため、安倍政権は女性宮家創設などでお茶を濁し、次の政権にこの問題を先送りするために、秋篠宮殿下のお立場を利用している向きもあります」(同前)

皇室典範改正と、国民の正しい理解を

平成時代、上皇陛下と美智子さまが「開かれた皇室」を推し進め、国民との交流の機会を広げられてきたことは素晴らしいことだ。しかし、皇室の存続、というような大きな問題を前にした時、それにしっかりと自分の意見を言える国民はそう多くないだろう。この事を現政権が利用し、儀式を強行しているとすれば大きな問題だ。

「現在の皇室典範では、皇位継承者は男子のみに限るとしています。しかし、この“男子のみ”という制約は、側室制度のあった明治時代の旧皇室典範を、戦後もそのまま受け継いでしまっているものです。つまり側室制度と男系継承はセットとなって初めて機能していたもので、どちらか一方では立ち行かないのです。

明治以前、皇室には側室が認められ、父の系譜をたどれば必ず初代の神武天皇にたどり着くという男系継承の保持が比較的容易でした。ですが時代の移り変わりとともに、側室制度は消え去り、皇族方も我々国民同様の家族を築くことになりました。ですから、この時代背景に合わせて、本来の直系長子優先の皇位継承の原則が守られるよう、男系男子に限る皇位継承という一文を削除する事が求められています。そうすれば、愛子さまが皇位継承順1位となり、流動的な皇嗣という立場である秋篠宮殿下は皇位継承順2位となります。これが本来のあるべき姿ではないでしょうか」(同前)

政府に求められているのは、正しい皇室感を国民に伝え、立皇嗣の礼を挙行する前に愛子さまの「立太子の礼」の道を開くことではないだろうか。間違っても、自身らの立場を守るために、皇族方を利用するなどという考えはあってはならないはずだ。

2 件のコメント

  • 男系男子主義の保守層が支持基盤の安倍政権は秋篠宮家に皇統を移そうと画策している。支持基盤を失いたくないためだ。

  • すっきりとわかりやすい記事です。
    道理をきちんと通してこその、皇統だと思いました。敬宮愛子様が第一の皇位継承者と内外明らかになられる日をお待ちしています。

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